ノーサンプトン最後の実力メーカー「SANDERS」 - 靴と暮らすLIFOOT【ライフット】-靴の情報サイト

SANDERS(サンダース)

Sanders(サンダース)は、1873年にサンダース兄弟によってラシュデンに設立された歴史あるシューメーカーです。
こだわった素材を使用し、伝統のグッドイヤーウェルト製法にて非常にクオリティの高い商品を供給しています。

イギリス製のグッドイヤーと言えばなコバの張り出し具合。
がしがし歩きたくなる屈強な作りです。

伝統が生み出す確かなモノづくりも人気の一つですが、
Sandersのもう一つの人気の秘密がリーズナブルさです！
単体で見れば決してお安くはないのですが、そのつくりに対して他ブランドと比べるとワンマーク以上
お手頃プライスになっています。

価格帯は大体4万円から5万円前半くらいまで。
手入れを行い長く使用することを考えればコスパはかなり良好です。

このSandersですが、イギリス国防省（MOD）へのレザーシューズの供給も担っており、
なんと工場のラインの50%程度をMOD向けとして稼働しています！
これにより、低価格でのオリジナルラインの供給を実現しています。

基本は形の良いチャッカブーツですが、目を引くのがグルっと厚底のようになっているクレープのアウトソール。
見た目に格好が良いのは勿論ですが、これがマッドガード（泥除け）になります。

まさにマッドガードの名前通り、ぐるりと覆うクレープソールが水の侵入を防止します。
また、泥除け以外にもクッション性が高いクレープソールは革靴を履いているとは思えない快適な
履き心地も提供しれくれます。

この見栄も素晴らしいチャッカブーツ、「プレイボーイチャッカ」と呼ばれたりもしています。
ある映画で、スティーブ・マックイーンが今回ご紹介しているマッドガードチャッカによく似た靴を履いていた事から来ているのですが、靴好きの間ではあまりにも有名な話かもしれませんね！

伝統に裏打ちされた正統派シューズから、気取らず外せるマッドガードまで、幅広いラインナップはさすが靴の老舗です。
英国靴も値上がり続けて手が出しづらくなっている今、ファースト英国靴に「SANDERS」は如何でしょうか？