そもそもどの部分?革靴の内羽根と外羽根とは

革靴を見ているとまず目につくのが「内羽根式」と「外羽根式」。 そもそも羽根って何?という方もいらっしゃるのでは。 いまさら聞けない、けど知っておきたい! そんな「靴の羽根」について。

目次

「内羽根」「外羽根」ってどの部分?読み方は?

靴のハトメ(靴ひもを通す穴)部分の革のこと。
ここを「羽根」と呼びます。
ちなみに読み方は「外羽根(ソトバネ)」「内羽根(ウチバネ)」です。

余談ですが、ハトメは「アイレット」、羽根は「レースステイ」とも呼ばれている部分です。
レースステイの方が場所のイメージがしやすいですね。

内羽根式

内羽根式とは、羽根(レースステイ)が、甲の部分と一体、若しくは甲の前部分の革に入り込んでいる状態の靴です。
羽根が甲部分にくっ付いて全開しないから「内」羽根ですね。

ヴィクトリア女王の夫アルバート公にルーツがあるとされ、アルバート公が休暇を過ごしたスコットランドの王室御用邸に由来して「バルモラル」とも呼ばれます。

外羽根式

外羽根式とは、ハトメの部分が甲の上に乗っかているような状態の靴です。
こちらは羽根が全開するので「外」羽根ですね。
外羽根は「ブルーチャー」「ダービー」とも呼ばれます。

こちらは軍靴での採用がルーツとされています。

どちらが良いの?

簡単にいってしまうと、「活動的な外羽根」と「フォーマルな内羽根」です。
ビジネスにおいては画像の「ストレートチップ」や「プレーントゥ」であればどちらの羽根でも問題はないかと思います。


ただの靴のタイプの話でも起源を追えば、軍靴が基であったり歴史を感じさせるのが「靴」の
面白いところですね。
ご興味を持たれた方はさらに掘り下げて調べてみるのも面白いかと思います。

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