2020年8月31日 更新

知っているようで知らない?ウイングチップシューズのこと

ウイングチップのシューズといえば、つま先がWの靴ね、と知っている人がほとんど。 ブローグ、セミブローグとなると?全部ウイングチップじゃないの?となる人もいるのでは。 今回は、そんなブローグ系のシューズに関して。

ウイングチップ

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「ウイングチップ」といえば、まさに上記画像のようなシューズですね。
厳密にはトゥに翼(「W」ING)のような切り替えしが入っている靴の総称です。
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おしゃれな飾り?

もちろん今では、カジュアル感やトラッドな雰囲気を出すのに大活躍なデザインですが、
やはりデザインには意味があります。
まずは、殆どのウイングチップの靴に施してある「メダリオン」
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そもそも、ウイングチップ、ブローグ系の発祥が16~17世紀にスコットランド、アイルランドで履かれていた労働靴とされており、雨などの水に濡れても平気なようにつま先部分の革を2重にし、通気性の確保のために多数の穴が施されていました。
この靴が19世紀頃にイギリスに渡り、英国貴族がハンティングなどに使用する「カントリーブーツ」として
デザイン面も洗練されていきました。
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トリッカーズの「カントリーブーツ」
堅牢な作りはまさに田舎(カントリ-)を散策する為のブーツですね。

ブローグ

ウイングチップとセットで耳にする「ブローグシューズ」
端的に言うと「穴をあけた装飾が施された靴」です。
つまりウイングチップ=ブローグ?となりがちですが、実は様々な種類が!
ここからはブローグの種類をご紹介。

フルブローグ

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